ここでは、今回のコンテストで求められる作品について、ヒントになりうる情報やインタビューなどを随時更新していくぞ。今回は石森プロのクリエイティブ部長である早瀬真人さんに、アシスタントだからこそ感じた、石ノ森先生のすごさを語ってもらった。
――石ノ森先生は、数多くの作品を残しています。ギネス記録になるほどですね。
早瀬さん:じつは石ノ森先生は、自分の作品に関してあまり覚えてない。ファンは、好きな作品を読み返すから覚えますが、石ノ森先生は常に新しいことに挑戦したいと思っていた方なので、自分の作品を読み返したりしていませんでした。
――原稿を書くスピードは、かなり早かったようですね。
早瀬さん:とにかくびっくりほど描くスピードは速かった。作業中は、石ノ森先生は描いたそばから、自分の部屋からアシスタントの部屋に原稿がどんどん投げるんです。それをアシスタントが取りにいくのですが、ちょっと怠るとインクが乾いてないうちに次の原稿を投げてくる。それぐらい早かった。比喩でなく原稿が飛んできてました。でも、50代でそのスピードですが、若い頃は、その倍ぐらいのスピードで量産していたそうです。
――仕事場での思い出は何かありますか?
早瀬さん:締切前にアシスタント総出で徹夜をしていたら、石ノ森先生が気を使ってみんなに夜食のインスタントラーメンを作ってくれたことがありました。味もメーカーもバラバラなものを混ぜて作ったものだったのですが、それがあのトキワ荘時代に開発された、おいしいラーメンの作り方だった。まんがなどで読んで知っていたラーメンが出てきたので、すごく感動しました。ただ、その感激が強くて、味の方はよく覚えていないんですよね(笑い)。
――早瀬さんご自身も新作を描いているそうですね。
早瀬さん:石ノ森萬画館の人気キャラである「シージェッター海斗」のまんがを描いています。完成したら限定商品として石ノ森萬画館で販売する予定です。昼間は石森プロの仕事があるので、石ノ森先生ならどう描くかという研究をしながら、自宅で作業しながら進めています。ストーリーも僕のオリジナルですが、心の中で先生と会話しながら描いている感じが楽しいですね。
今後も『サイボーグ009』に関するニュースや石ノ森先生のエピソードなどの情報を随時、更新していくぞ。コンテストに応募する人はもちろん、石ノ森先生のファンにもチェックしてほしい!







